最近のPCパーツ系の話題としては、
バルクHDDの市場売価が異様な勢いで下がってる、という事。
私が去年の同じ頃に働いていた時に9,000円前後で買えていたのは
320GBのHDDだったのですが、今や同じ価格で500GBですものねぇ・・・。
で、そのHDDですが、最近はほぼIDEからSerial-ATAに切り替わりましたね。
そのSerial-ATAには規格が幾つかあります。
Serial-ATA Ⅰ、Ⅱ、e-SATAとかが主にあります。
この内、e-SATAは外付けHDD用の規格として定められたもので、
Serial-ATA Ⅰ(1.0a)の拡張規格です。
では、Serial-ATAのⅠとⅡの違いは何でしょうか?
転送速度が違うという答え(1は150MB/sで2が300MB/s)をしている方が
結構いらっしゃるのですが、これは実は誤り。
正確に表現すると、Serial-ATAⅡワーキンググループが策定した規格の総称になります。
なので、転送速度や特定の機能を含めた全体を意味します。
ではSerial-ATAⅡ(2.5が現在の正式名称)で転送速度が
150MB/sという製品があるのでしょうか?・・・実は存在します。
WesternDigital社のパワーユーザー向けHDD
「Raptor X」シリーズです。
この製品、HDDの回転速度が10,000回転という高速なモデルなのですが、
Serial-ATA Ⅱの規格で採用されている、NCQやAHCIには対応していますが
転送速度そのものは、150MB/sとなっています。
このように、実は速度が300MB/sだからSerial-ATA Ⅱというワケではありません。
(実際、その様な製品はこのRaptor以外ほぼ見かけません、コンシューマー向けでは)
スペック面で判断するなら(本来は間違った判断方法ですが)、
AHCIモードとNCQに対応していれば、Serial-ATA Ⅱ(2.5)対応の製品になります。
(上記2つはSerial-ATA 2.5から正式に採用されている技術なので)
意外と知られていない事実なんですけど、ご存知でしたか?
テーマ:自作・改造 - ジャンル:コンピュータ
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